ふじきっちんカレーの歴史
約60年の歴史を持つ洋食店の味が市民の声で復活
平塚富士キッチンのルーツは、神奈川県小田原市の洋食店にあります。
1954(昭和29)年に開店し、多くの人に愛された洋食屋は、2015年4月30日ふじきっちん平塚市民センター店(1981年OPEN)の閉店とともに幕を閉じました。
それから5年。
「市民センターのカレーはどこに行けば食べられるの?」「また出店しないの?」といった有り難いお声を多くいただきました。
しかし、長年愛されてきた“本物のふじきっちんカレー”を再現するには、厳選された食材、そして丁寧な調理が必要です。「あの味を再現できないのなら、復活はできない」。そんな想いから、なかなか再現を踏み切れずにいました。
しかし、市民センター店店長だった小山シェフの力を借りることで、再開を決意。通信販売でも手作りの工程は一切妥協せず、1つ1つ丁寧に作るというポイントは大切にしました。長い時間をかけて煮込み、最新の冷凍技術を使って「瞬間冷凍」させることで、ふじきっちんカレー本来のおいしさを閉じ込めることに成功しました。
研究の甲斐あって、あのふじきっちんカレーが100%再現できたと自負しています。
そのままはもちろん、トッピングにもマッチする逸品
「60歳以上限定カレー」というキャッチコピーにしたのは、当時を知る世代の人に「本物のカレー」を味わっていただきたいからです。
しっかりと辛さがあり、はっきりとした味わいでありながら、どこか懐かしい。
とんかつを乗せても、シーフードと一緒に煮込んでも、牛乳や生クリームを加えてもブランデーを隠し味にしてもおいしい。
そんな、さまざまな素材と組み合わせても堪能できる強い個性がありながら、多くの人に愛されるマイルドさも併せ持つのがふじきっちんカレーです。
そのカレーを仕込むのは、市民センター店元店長の小山シェフです。 どうぞ復活した洋食屋の本物のカレーをお楽しみください。